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え、空港にそんなクルマがあるの? 深夜に出動する特殊車両水曜インタビュー劇場(空港のクルマ公演)(7/7 ページ)

空港で働いているクルマといえば、飛行機をターミナルから押し出す「トーイングカー」を想像する人が多いのでは。しかし空港内には、夜中に作業するクルマが存在している。航空会社ではなく、国交省が管理するクルマはどんなことをしているのだろうか。担当者に話を聞いた。

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魚が落ちていることも

土肥: ほかにどんなモノが落ちているのですか?

担当者: どこから飛んできたのかよく分かりませんが、ビニール袋とか風船とか。過去には、魚が落ちていたことも。

土肥: 魚?

担当者: 以前、甲子園球場で野球の試合が行われているときに、空から魚の死骸が落ちてきた、といった珍事がありましたよね。魚をくわえていた鳥が落とした……と言われていますが、空港内に落ちている魚も同じように、鳥が落としていったのではないでしょうか。

土肥: クルマの中に何が入っているのですか?

担当者: ロードコーンが入っています。作業をするときに、必要ですから。あと、油が落ちていたら拭き取らなければいけません。拭き取るために、吸着マットを積んでいます。ちなみに、油は落とした人が自分の手で清掃しなければいけません。ただ、気付かないこともありますよね。そうしたケースのとき、応急措置として私たちが対応しています。

土肥: あっ、そうそう。最後に、冒頭のVIPの話を聞かせてください。フォローミーカーを誘導する飛行機にはVIPが乗っているとのことですが、VIPってどのくらすの人を指すのでしょうか?

担当者: 国賓、公賓といった方々ですね。

土肥: 社長はいない? 例えば、ビル・ゲイツとか。

担当者: 会社の社長はいません。

土肥: 舛添さんは? キャメロンさんは? 愚問でした。

(終わり)

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