「時間やお金に使われている」という自覚がある人は“人生改善”が必要:銀座で学んだこと(1/5 ページ)
あなたはほしいだけのお金が手に入ったら、今の仕事を続けますか、それとも辞めますか? 今回は、生涯かけて稼ぐということについて、お話ししたいと思います。
「あなたの好きな金額をここに書きなさい。例えば、○○億円でもいい。そして、その金額が手に入ったとしても、あなたは今の仕事を続けますか?」
少し現実離れした話ですが、もし足長おじさんのような人にそう言われたら、あなたはいくら欲しいと答えますか? そして、今の仕事を辞めますか、それとも続けますか?
今回は、生涯かけて稼ぐということについて、お話ししたいと思います。
欲しい金額と働くことの意味
実は、先の質問をしたのは、とある会社の会長・Aさん。Aさんが私に「仕事が好きか?」と聞いたので、「もちろんです」と答えたところ、この質問が飛んできたのです。
この質問の真意を尋ねたところ、Aさんはこのようにおっしゃいました。
「好きな金額というのは、その人が生涯かけて稼ぎたい金額。つまり、そのお金を手にしても仕事を辞めないという人は、その仕事が好きで向いているから自ずと結果は出せるだろう。
しかし、その金額が手に入るなら辞めるという人は、生活、あるいは何かほかのことのためにその職業を選んでいるということ。『好きこそ物の上手なれ』とはよくいったもので、お金さえあればいますぐ転職を考えているような人は、何年働いても欲しいと思っている金銭は手に入れられないと思うよ。
みんなこぞって就職活動をするのは、『生活しなくちゃいけない』と思うからだよね。だけど、就職したら仕事と生活に追われて毎日クタクタ……その繰り返し。働いていると、あっという間に年を取る。だけど、時間もお金も使うためにあるということを忘れてはいけない。少しでも『時間やお金に使われている』という実感があるのなら、いますぐ生活改善ならぬ、“人生改善”をしないとダメだよ」
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