暴力団との正しい“付き合わない方法”(1/4 ページ)
ビジネスシーンで知らないうちに暴力団関係者と知り合っていたり、取引をしていたりすることも少なくありません。本稿では、暴力団関係者と出会ってしまった場合の正しい“付き合わない方法”を解説します。
複雑化したビジネスシーンでは、知らないうちに暴力団関係者と知り合っていたり、取引をしていたりすることも少なくありません。近年、暴力団に対する締め付けはとても厳しくなる一方で、これらに協力する者も法令により厳しく取り締まられるようになりました。そこで、日々のビジネスシーンにおいて、万が一、暴力団関係者と出会ってしまった場合の正しい“付き合わない方法”を解説していきたいと思います。
1. はじめに
かつては、建設業界や不動産業界、風俗業界を中心に横行していた暴力団の方々ですが、近年では芸能事務所や金融関係、最近ではゲーム・アプリ開発や介護業界にも関与しているといううわさを聞きます。
他方で、近年、暴力団に対する締め付けはとても厳しくなっており、テレビ司会者として人気を誇っていた島田紳助氏が指定暴力団の幹部と不適切な交際を行っていたことが原因となって芸能界を引退することになるなど、暴力団そのものではなくても、これらに関係したり、暴力団との関係をウワサされただけで社会的に封殺されることも、ままあるようです。
とはいえ、芸能人や企業の経営者などが、その社会的地位からはなれ、個人的に、1人の知人として暴力団関係者と食事をしたり、ゴルフをしたりすることが、果たして、他人に対し具体的に何かの迷惑や害悪を与えるのか、と問われれば、疑問を感じないでもありません。
そこで、日々のビジネスシーンにおいて、万が一、暴力団関係者と出会ってしまった場合の正しい“付き合わない方法”を解説していきたいと思います。
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