インタビュー
苦闘20年! 中国でローソンの店舗数がやっと伸びてきた理由:水曜インタビュー劇場(上海公演)(7/7 ページ)
中国で、ローソンの店舗数が伸びている。2年半で、2.5倍ほど拡大したわけだが、現場ではどのような手を打ってきたのだろうか。現地でマーケティングを担当している吉田涼平さんに話を聞いた。
鳥取のスタバのよう
土肥: 味覚がここ数年で変わってきているようですが、コンビニに対する接し方で変化は感じられますか?
吉田: 5年前と比べて大きく変わりました。以前は、「飲料を買うから」「お弁当を買うから」といった目的があって、来店されていました。日本の場合は違いますよね。「特に買うモノはないけれど、ちょっとコンビニに入ってみるか」という人がいますが、データを分析したところ、中国でも「ふらっとコンビニに足を運ぶ」人が増えてきていることが分かってきました。
土肥: 中国でコンビニが増えてきていることも大きい?
吉田: 全体で増えていると思うのですが、日本のような正確なデータがあるわけではないので、そのへんはちょっとよく分かりません。ただ、郊外に行くとコンビニがないところがあるので、そうしたところに出店すると、行列ができるケースがありますね。
土肥: 鳥取のスタバのようですね(笑)。47都道府県の中で唯一出店していなかったので、出店当日は行列ができていました。そのような感じで、中国には“コンビニ空白地”がたくさんあるわけですね。本日はありがとうございました。
(取材協力:ローソン)
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