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日本人が知らない医療大麻の「不都合な真実」世界を読み解くニュース・サロン(5/5 ページ)

元女優の高樹沙耶容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。容疑者が医療大麻を推進していたこともあって、医療従事者などが「医療大麻ってものはない」「(医療大麻は)必要ない」などとコメントしていたが、本当にそうなのか。世界に目を向けると、ちょっと違うようだ。

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海外で医療大麻は期待されている

 繰り返し言うが、日本では大麻は医療目的だろうが何だろうが違法であり、絶対に手を出してはいけない。合法化すべきだと声をあげるつもりもない。だが日本ではタレント医師の発言からも分かる通り、医療大麻は不都合な存在だが、世界を見れば明確に期待されている真実がある。

 医療大麻について、世界では日本人の想像つかないような景色が広がっている。医療関係者らがそれを伝えることなく、メディアなどで短絡的に医療大麻は「必要ない」と切り捨てて片付けるべきではない


(出典:厚生労働省)

筆者プロフィール:

山田敏弘

 ノンフィクション作家・ジャーナリスト。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト研究員を経てフリーに。

 国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。


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