急速に発展する武蔵小杉、駅周辺はどんなところなのか:○○駅の拠点力(武蔵小杉編)(2/3 ページ)
武蔵小杉のタワーマンションの高さがすごい。映画『シン・ゴジラ』でも二度目の上陸の際、ゴジラとほとんど高さが変わらなかったほど。今回は、急速に発展している武蔵小杉駅に迫る。
再開発進む武蔵小杉
武蔵小杉といえば、タワーマンションを想像する人が多いだろう。実際に行ってみると、南武線の南側、東急線の東側に当たる部分には多くのタワーマンションや商業施設があり、その姿には驚かされる。
武蔵小杉は、神奈川県川崎市の中原区にある。中原区は、川崎市各区の中で人口が最も多い。企業の工場や開発拠点なども多数存在する。
タワーマンションや大型商業施設がある場所は、もともと工場が立地していたところである。例えば商業施設とタワーマンションの複合施設・シティタワー武蔵小杉は、新聞輪転機のトップメーカー・東京機械製作所の工場跡地に建てられた。なお、現在同社の工場は千葉県の木更津市にある。
再開発には東急グループだけではなく、三井不動産グループや住友不動産グループが関係している。見た目は「東急の街」を感じさせながらも複数の事業者が関与することで、武蔵小杉の発展を進めている。
この地域を歩くと、東急グループによって提供される「豊かな暮らし」というものを感じさせられる。田園都市線沿線にあるような、一戸建てと商業施設という暮らし方をコンパクト化し、高く伸ばしていくといった感じだ。スーパーマーケットは東急ストアだけでなく、マルエツやイトーヨーカドー(複数)、フーディアム(ダイエー)などと充実している。
東急の武蔵小杉駅周辺をチェックすると、商業施設の充実ぶりに驚かされる。ららテラス 武蔵小杉や武蔵小杉東急スクエアといった駅直結の商業施設は気軽に寄るのに便利であり、川崎市立中原図書館さえも武蔵小杉東急スクエアの上にある。しかもこの図書館は、平日は21時まで開館している。
南側の東急の顔を持つ地域は開発が進む武蔵小杉。では北側はどうだろうか。
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