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サッポロの17年計画 ビール類2.1%増、ワイン強化:発泡酒は引き続き苦戦
サッポロが、2017年の事業計画を発表した。昨年に続いて「エビス」「黒ラベル」などに注力するほか、ワイン事業の拡大も目指すという。
サッポロビールは1月11日、2017年の事業計画を発表した。16年に引き続いてビールブランドを強化するほか、ビール事業に次ぐ「第二の柱」としてワイン事業に注力する。
16年のビールの売り上げは、主力ブランド「サッポロ生ビール黒ラベル」や、リニューアルに成功した「エビスビール」の好調により、前年比4.4%増となる3048万ケースだった。
しかし、発泡酒が前年比14.2%減、新ジャンルが同5.6%減と落ち込んだため、ビール類全体の販売数は同0.5%減となる4955万ケースにとどまった。
17年は、「ビール復権宣言」をスローガンに設定。人気の黒ラベルとエビスビールに加え、業務用ビールなどのマーケティング施策を強化し、前年比3.0%増となる3140万ケースの売り上げを目指す。
発泡酒の販売数はさらに前年から10%以上の落ち込みを予測しているが、好調の新ジャンル「麦とホップ」の成長などでカバー。ビール類全体の販売数は、前年比2.1%増となる5060万ケースを想定する。
また、17年は、ワイン事業のブランド育成にも積極的に取り組む。一昨年から取り扱いを始め、成長の手応えを得た「テタンジェ」「ペンフォールズ」などのファインワインに注力するほか、試飲会や各種セミナーを開催し、プロモーションを強化する。17年は前年比5.5%増となる143億円の売り上げを目指す。
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