日本百貨店協会が1月20日に発表した2016年の全国百貨店売上高は、前年比2.9%減の5兆9780億円と、36年ぶりに6兆円を下回った。
商品別では、衣料品の売り上げが2.9%減、家庭用品の売り上げが5.2%減と落ち込みが顕著だった。唯一好調だったのが化粧品で、9.6%増だった。
訪日外国人の増加で期待されていたインバウンドは5.3%減。12月に8.3%増と持ち直したものの、4〜11月まで8カ月連続で前年を下回ったことが響いた。
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