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オートバックス、完全予約制の新業態 女性客取り込みへ:メンテナンスに特化
オートバックスが、メンテナンス特化型の店舗を大阪府茨木市に開店する。女性など新たな顧客層の取り込みが狙いだという。
オートバックスセブンは2月3日、カーメンテナンスに特化した新業態店舗「Smart+1(スマートワン)」を発表した。第1号店を9日、大阪府茨木市にオープンする。
Smart+1は、洗車を中心に清掃やパーツ交換などメンテナンスに特化した店舗で、カー用品売り場を設けていない点が特徴。時間効率化とサービス向上のため、完全予約制・完全会員制を採用する。
手洗い洗車を1000円(税別)からに設定するなど、手ごろな価格とした。最短3時間前から予約でき、作業の待ち時間には併設したカフェで飲み物とパンを無料提供する。
タイヤ、バッテリー、エンジンオイルなど消耗部品の交換を希望する場合は、会員サイト上で車両情報を入力すると、スタッフが最適なものを選定。予約時間までに準備し、来店後すぐに整備を始める流れだ。部品が交換時期を迎えると、サイト上で通知する。
同社の担当者は「従来型の店舗では、車好きのコアな顧客層しか確保できない点や、メンテナンス時に混み合う点などの課題があった。新型店舗では、女性など車に詳しくない顧客を取り込みたい」としており、「反応が良ければ他地域にも拡大していきたい」と話している。
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