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タカタ、今期は最終赤字に リコール関連で特損計上:黒字予想が一転
タカタは、2017年3月期の連結最終損益が640億円の赤字になる見通しだと発表。従来予想は黒字だったが、特別損失計上が響いた。
タカタは2月10日、2017年3月期の連結最終損益が640億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想では200億円の黒字だった。リコール関連費用の特別損失計上が響き、赤字幅が前期の130億円から拡大する。3期連続の最終赤字となる。
特別損失には、米国子会社が製造したエアバッグ製品の市場措置に関連する訴訟対応費用として106億2800万円を計上。また、1月に米司法省と合意した10億ドル(約1100億円)の支払いに関連して、969億2700万円を司法取引関連損失引当金繰入額として計上する。
売上高、営業利益、経常利益は従来予想を上方修正。為替が円安に推移していることから、収益が想定よりも上回る見通し。売上高は前期比9.5%減の6500億円、経常利益は5.1%減の400億円、経常利益は25.0%増の440億円を見込む。
一方、再建計画については「法的整理の方法によらない関係者合意による再建の方向性を目指す」としており、調整が続いている。
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