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ソフトバンク、プレミアムフライデー導入 支援金も支給:働き方改革に向けた新人事制度
ソフトバンクが人事制度を一新すると発表した。「プレミアムフライデー」の導入に加え、より社員の裁量権の強い「スーパーフレックスタイム制」や、支援金の支給を始める。
ソフトバンクは2月13日、「働き方改革」の一環として新たな人事制度を導入すると発表した。月末の金曜日の退社時間を早める「プレミアムフライデー」を2月24日から開始するほか、勤務制度の拡充や支援金の給付などを含む新ルールを4月1日から適用する。個人と組織の生産性をさらに向上する狙いがあるという。
同社は今後、毎月末の金曜日の退社時間を午後3時に変更する。また、従来は勤務制度にフレックスタイム制を採用し、必ず勤務する時間帯(コアタイム)以外の始業・終業時刻を社員の自主性に任せていたが、新制度ではコアタイムを撤廃。業務状況に応じて柔軟に勤務時間帯を調整できる「スーパーフレックスタイム制」へと刷新する。
さらに、業務の効率化によって生じた空き時間を有効活用し、成長につなげるための支援金「Smart & Fun!支援金」を全正社員に毎月1万円支給する。
介護や育児に取り組む社員を対象に、在宅勤務の利用可能日数を現行の週1回から増加する取り組みも試験的に開始する。一般社員へのトライアルを経て、将来的に全従業員への拡大を目指すという。
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