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「IoT家電、個人情報の提供が必要なら使わない」4人に1人:20〜60代に聞く
「『IoT家電』は利便性が高まる」と言われているが、同時に利用状況や位置情報などさまざまな個人情報が蓄積、送信される。こうした「IoT家電」利用にかかわる個人情報の取り扱いについて、消費者はどのように考えているのか。ジャストシステム調べ。
「『IoT家電』は利便性が高まる」と言われているが、同時に利用状況や位置情報などさまざまな個人情報が蓄積、送信される。こうした「IoT家電」利用にかかわる個人情報の取り扱いについて、消費者はどのように考えているのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ、4人に1人が「個人情報を提供する必要があるIoT家電は使いたくない」(25.4%)と答えていることが、ジャストシステムの調査で分かった。
スマートフォンなどと連動させることで、ネット経由でさまざまな機能が利用できるようになる「IoTエアコン」を知っている人のうち、外出先からスマートフォンなどでエアコンを操作できる機能について、「自分に必要」と回答した人は40.6%。一方、「それほど必要ではない」と答えた人は29.6%、「必要ない」は24.7%、「むしろ迷惑」は3.7%だった。
「IoT洗濯機」を認知している人のうち、スマートフォンなどから洗濯機の消費電力を確認できる機能について、「自分に必要」と答えた人は27.6%。一方、「それほど必要ではない」と答えた人は36.8%、「必要ない」は30.8%、「むしろ迷惑」は3.2%。合計すると70.8%が「不要」と考えていることが分かった。
インターネットを使った調査で、20〜60代の男女2204人が回答した。調査期間は2月10日から13日まで。
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