ニュース
マツダ、CX-5など17万台リコール ディーゼルエンジンに不具合:エンジン制御などに問題
マツダは「CX-5」「アクセラ」「アテンザ」の3車種計17万2095台をリコール。ディーゼルエンジンに不具合があった。
マツダは2月23日、「CX-5」「アクセラ」「アテンザ」の3車種のディーゼルエンジンに不具合があったとして、計17万2095台のリコールを国土交通省に届け出た。
リコール対象は、CX-5が2012年2月〜16年11月に製造された約11万6000台、アクセラが13年12月〜17年2月に製造された約1万2000台、アテンザが12年10月〜17年2月に製造された約4万3000台。
ディーゼルエンジンの5カ所に不具合があった。インジェクタを取り付けるナットの締結力が不足していることから、インジェクタガスケットの面圧が低下し、エンジンオイルが炭化する恐れがある。また、燃料リターンホースについて、取り付け部分のシール性低下や内部の亀裂発生に至る恐れがあるという。
エンジン制御コンピュータには、減速時のエンジン制御、インジェクタ制御回路の電圧変化によるノイズ対策、過回転制御の3つのプログラムにそれぞれ不具合があった。
それぞれの対象車両に対して、インジェクタ取り付けナットの増し締め、燃料リターンホースの交換、制御プログラムの修正を実施する。
これまでに計751件の不具合が報告されたが、事故は起きていないという。
関連記事
- マツダ「CX-5」6万7000台リコール サイドカメラに問題
マツダ「CX-5」6万7413台がリコール。 - マツダ「デミオ」「アクセラ」など24万9000台リコール
マツダが「デミオ」「アクセラ」などの運転席に不具合が起きる可能性があるとしてリコール。 - 地味な技術で大化けしたCX-5
マツダはSUV「CX-5」をフルモデルチェンジした。「すわ第7世代の登場か!」と勢い込んだが、そうではないらしい。マツダの人はこれを6.5世代だと意味あり気に言うのだ……。 - マツダ、営業益下方修正 日米の販売減響く 17年3月期
マツダは、2017年3月期の連結営業利益が前期比42.7%減の1300億円になる見通しだと発表。従来予想を下方修正した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.