調査リポート
1万人の平均残業時間18.3時間 多い? 少ない?:公務員・会社員の残業意識調査
公務員や会社員は、残業についてどのように考えているのか?――エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」調べ。
公務員や会社員は、残業についてどのように考えているのか?――エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」が1万145人を対象に調査した。有効回答者の平均的な1カ月の残業時間の平均値は18.3時間だった。
平均的な1カ月の残業時間は、0時間が21.3%、1〜10時間が35.9%、11〜20時間が15.6%だった。その一方で、45時間以上は10.9%を占める結果に。過労死ラインを超える100時間以上の残業をしているのは全体の2.1%に上った。
理想的な残業時間は、0時間が31.8%、1〜10時間が33,7%と10時間以下が過半数。また、「多すぎる」と感じる残業時間の平均値は36.5時間だった。
残業に対する考え方は、「日本は残業は多すぎる」「残業ゼロで終わるよう幹部が考えるべき」「社会人として成長するためには、 残業が必要なときもある」が賛成多数。残業する要因で最も「非常に当てはまる」「やや当てはまる」が多かったのは「残業費をもらって生活費を増やしたいから」だった。
調査期間は1月12〜19日。全国の公務員・会社員1万145人を対象に、ネットリサーチを行った。
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