ファミリーマートは3月29日、週休3日制の導入を検討していることを明らかにした。
日本経済新聞が同日報じた。ファミリーマートはITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、「検討段階であり、正式決定はしていない」(広報部)と述べた。
日経新聞によると、週休3日は2017年度下期から、親の介護など一定の理由を条件として、全社員約5800人を対象に導入。週休2日制と同じ週30時間以上の勤務を条件に、週4日の勤務を認めるという。
厚生労働省によると、週休3日以上の制度を導入している企業は2015年に8.0%(完全週休2日制は50.7%)。「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが一部社員を対象とした制度を2015年に始めるなど、大手企業で導入するケースが出てきている。
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