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65歳以上も「元気とやる気続く限り」雇用 ファンケル: アクティブシニア社員
ファンケルが65歳以上の社員を再雇用する制度「アクティブシニア社員」を新設。「原則本人の元気とやる気が続く限り働くことができる」という。
化粧品や健康食品を製造・販売するファンケルは4月10日、65歳以上でも勤務できる雇用制度「アクティブシニア社員」を4月から新設すると発表した。これまでも嘱託制度など65歳まで働き続けられる雇用制度は存在していたが、新たに雇用区分を設け、労働意欲が高く会社で力を発揮できる65歳以上の社員を再雇用する。
嘱託社員、契約社員、パート社員など、全ての区分の社員が対象。勤務日数や時間は本人の希望により決定する。ファンケルの正社員としての定年は60歳だが、アクティブシニア社員の定年は設定しておらず、「原則本人の元気とやる気が続く限り働くことができる制度」という。
少子高齢化により、労働力の確保は社会全体の課題となっている。ファンケルは新制度導入について、「これまでに培ったスキルやノウハウを若い世代に継承しつつ、シニアが活躍できる労働環境が昼用と考え、新雇用区分を導入した」と発表している。
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