2015年7月27日以前の記事
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「シェイクシャック」が味以上にこだわるのは?創業者が語る(2/2 ページ)

日本でも人気の高い、米国発の高級ハンバーガーチェーン「シェイクシャック」。その創業者であり、レストラン業界で世界的に知られるダニー・マイヤー氏に、シェイクシャックの成功の秘けつを聞いた。

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経験ではなく素質で採用

――出店場所へのこだわりはありますか?

 人のトラフィックが多いことに越したことはありませんが、それがすべてではありません。私は店舗のデザインが大事だと感じています。店の外から見たとき、中から外を眺めたときに、どのように見えるのかということです。

 こだわりと言えば、緑の木々など自然が見渡せる環境に店を作ることです。シェイクシャックの1号店であるニューヨークのマディソンスクエアパークや外苑前は公園の中にありますし、そのほかにも20店舗ほどは緑を望むことができます。

外苑いちょう並木店は午前11時に開店。平日にもかかわらず、オープン直後から混み合っていた
外苑いちょう並木店は午前11時に開店。平日にもかかわらず、オープン直後から混み合っていた

――スタッフのトレーニングはどのように行っているのですか?

 最も重要なのは、どのような人を雇うのかということです。決して経験値ではありません。ハンバーガーを作った経験があるとか、ミルクセーキを作った経験があるとかではなく、人を楽しませる、心地良くさせるような素質を持っているかどうかで選んでいます。そういう人を育てるのがシェイク シャックにとっては大事なのです。

――シェイクシャックが提供するホスピタリティとは、どの国であっても通じるものでしょうか?

 はい、私たちのビジネス理念は万国共通だと考えています。ただし、国によってどれだけのサービスを求めてくるかに違いがあるため、その土地の文化や特徴を理解して、見合ったサービスレベルを提供する必要があります。過剰になっても不足しても駄目です。

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