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電子書店がスマホで作れる「じぶん書店」、登録開始:プロ作家が開く「公式書店」も
講談社が、スマートフォンで自分の電子書店を開設できるプラットフォーム「じぶん書店」の事前登録を開始。本オープンは5月15日の予定。
講談社は4月20日、スマートフォンで自分の電子書店を開設できるプラットフォーム「じぶん書店」の事前登録を一般ユーザー向けに開始した。本オープンは5月15日の予定。本オープンまではユーザー登録、商品登録、コメント登録などの機能が利用できる。
じぶん書店は、講談社が展開する約3万2000点の電子書籍の中から任意のタイトルを選び、推薦コメントを入力すると、自分の電子書店を無料で開設できるサービス。(関連記事)
電子書籍が売れた場合、10%のアフィリエイトコインがユーザーに振り出される。獲得したコインは、電子書籍の購入や、書店に並べられる書籍数の拡張のほか、ポイント交換サイト「.money(ドットマネー)」上で他社のポイントやマイルに交換することが可能だ。
一般ユーザーだけでなく、プロの作家や編集者が開く公式書店もオープン予定。人気マンガ「島耕作シリーズ」の作者・弘兼憲史さん、「沈黙の艦隊」の作者・かわぐちかいじさんら約100人が登録しているという。
サービスシステムの開発・運営は、講談社と電子書籍取次のメディアドゥが共同で行う。
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