インタビュー
カラオケボックスが第2のオフィスに? ビッグエコーが新サービス:実証実験を行ったところ(2/2 ページ)
ビッグエコーを運営する第一興商が、ビジネスプランを導入した。カラオケボックスをワークスペースとして提供するサービスだが、事前に行った実証実験でどんな声があったのか。
料金は全店で統一
――ビジネスプランは4月末にスタートしたわけですが、いまのところどのような結果が出ていますか?
鈴木: 店舗によってオープン時間はバラバラなんです。例えば、10時、12時、14時といった感じで。その中で、利用が多いのは10時オープンの店舗ですね。なぜかというと、昼からの商談前に少し時間がある。その時間を使って資料をつくる、プレゼンの練習をする、といったビジネスパーソンが多いのではないでしょうか。
――料金は1時間600円(税別)に設定しています(フリータイム1500円)。
鈴木: カラオケボックスの料金は店舗によって違います。例えば、同じビッグエコーでも渋谷と品川にある店舗では料金が違います。ビジネスプランでも店舗によって料金体系が違うとどうなるか。会社に経費申請をする際、高い店と安い店があると、なかなか使ってもらえないかもしれない。ということもあって、全店1時間600円に設定しました。
――なるほど。料金の高い店を利用していると、上司に怒られそうですよね。「なんだ君は。もっと安いところで仕事をしろよ」と。
鈴木: ははは、かもしれませんね。
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