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ちふれ「女磨き」広告を取り下げ 「不快な表現あった」:女性消費者「失望した」と炎上
ちふれ化粧品が5月26日、批判を浴びていた「女磨き」について謝罪。広告を取り下げた。
「“忙しい”を理由に諦めてない? 時短美容で女磨きを始めましょう」――5月23日に公開した広告メッセージが女性消費者から批判されていたちふれ化粧品は5月26日、広告を取り下げ、Webサイト上で「多くの方に不快な思いをさせてしまう表現があった」と謝罪した。
批判を受けたのは、「Yahoo!JAPAN」に掲載した特別企画の広告。「時短美容で女磨きを始めましょう」「いつの間にか『女磨き』をおろそかにしていませんか?」といったメッセージを掲出し、「女磨きレベル」診断を行う中で、ちふれの化粧品をアピールするという企画だった。
23日に広告が公開されると、女性を中心に「女磨きをしろと脅迫されているように感じる」「失望した」「低価格で高品質というちふれのブランドイメージとそぐわない」といった声がTwitterなどで上がっていた。
ちふれは26日に公開した謝罪文で、「今回の広告表現が皆さまを傷つけたり、不快な思いをさせてしまうことは想定できていなかった。しかしお客さまからいただいている意見や、SNS上などで多くの皆さまのご発言から、コミュニケーション活動の問題に気づいた。社に対する信頼や期待も再認識した」と説明している。
ちふれは消費者の信頼回復を目指し、「今回の問題の本質に目を向け、これからどのように改善し、皆さまの信頼を回復していくべきなのかを真摯に考え、今後のコミュニケーション活動に生かす」という。
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