ゲームも勉強も同時攻略 学研のスマホゲーム連動参考書:「勉強しないと世界滅亡!?」
学研プラスがスマホゲームと連動して学習できる中学生向け参考書を発売。豪華声優陣を起用したゲームアプリ「エターナル・スターダスト」と連動し、勉強することでゲームのストーリーの続きが読める仕組みになっている。
学研プラスは6月23日、スマートフォン向けゲームアプリと連動して学習できる中学生向け参考書「スマホゲームで勉強できるApplication×Study AppliS」を発売した。豪華声優陣を起用したゲームアプリ「エターナル・スターダスト」と対応し、勉強すればゲームの続きが読める仕組みになっている。「ゲームも学校の勉強も同時に攻略できる」とアピールする。
参考書は、「中1 5教科」「中2 5教科」「中3・高校入試 5教科」の全3冊。5教科(英語・数学・理科・社会・国語)の1年分の要点がまとまっている。参考書で勉強したあと、対応したアプリで問題を解いていく。
アプリ「エターナル・スターダスト」は、 特殊能力をもつ7人の中学生と謎の転校生が悪の科学者に立ち向かうアドベンチャーゲーム。アルファコードが開発を担当しており、基礎から発展レベルまでの約6000問が収録されている。スマホで参考書ページ上の2次元コードを読み込むと、対応問題が出題され、正解するとアイテムを獲得。そのアイテムを使うと、ストーリーの続きが読める。キャッチコピーは「勉強しないと世界滅亡!?」。
人気声優の竹達彩奈さんや柿原徹也さんを起用しており、ゲームの進行度によってキャラクターとの親密度上昇やボイスが増える機能を搭載。また、シナリオはテレビアニメ「名探偵コナン」などの脚本を手掛けた利波創造さんらが担当している。
アプリは無料でゲーム内課金はなし。保護者用サポートとして、学習の進捗状況を保護者にメールするとアイテムがもらえる機能も搭載しているという。
学研プラスはこれまで中学生向けに、初音ミクなどのボーカロイドの曲で勉強できる「ボカロで覚える参考書」シリーズや、ファッションブランド「CECIL McBEE(セシルマクビー)」とコラボした参考書などを発売している。
関連記事
- 「すんなり頭に入る」 ボカロで覚える参考書、発売1カ月で10万部超え
ボーカロイド曲で勉強ができる参考書「ボカロで覚える」シリーズが発売から1カ月で累計発行部数10万部を超えた。 - 2カ月で180万部! 『うんこ漢字ドリル』がバカ売れしている理由
文響社の『うんこ漢字ドリル』が売れている。すべての例文に「うんこ」が登場していて、小学生はゲラゲラ笑いながら学習しているという。同社は参考書をつくったことがないのに、なぜこのようなドリルをつくることができたのか。担当編集者に話を聞いた。 - 殻を捨てた「ザク」が、20万個以上売れている秘密
バンダイが発売しているガシャポン「ザク」が売れている。機動戦士ガンダムシリーズに登場するザクの頭部を再現したものだが、最大の特徴はサイズ。カプセルよりも大きいこのアイテムはどのように開発したのか。担当者に聞いた。 - 「PCを使えない学生が急増」の問題点
「PCを使ったことがない」という新社会人が増えてきている。「若い人のほうがITスキルは高い」と思っている人が多いと思うが、なぜこうした現象が起きているのか。理由を探っていくと……。 - 小学校のプログラミング必修化は本当に必要か
昨今はブームとも呼べる教育のICT化。ITツールを使えば、果たして学びは劇的に変わるものなのか。そして、小中でのプログラミング授業必修化は正解だったのだろうか――ジャーナリストの鈴木隆祐が読み解く。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.