調査リポート
貯蓄額の二極化 「1000万円以上」「100万円以下」同数:30〜40代既婚男女の世帯貯蓄額
貯蓄額が二極化している。4人に1人が「貯蓄1000万円以上」の一方で、4人に1人は「貯蓄100万円以下」の状態になっている――楽天市場調べ。
楽天が6月28日に発表した家計についての調査によると、30〜40代既婚男女の世帯貯蓄額の平均は848.79万円だった。しかし実態は「1000万円以上」が25%、「100万円以下」が25%と、各世帯の貯蓄額に大きな開きがあり、二極化しているという。「50万円以下」の世帯も11.5%を占めた。
貯蓄を除く1カ月の平均生活費の平均は25.15万円。毎月の家計の収支状況は、最多の回答は「収支はほぼ同じ」(42.5%)で、「やや黒字」(31.0%)が次いだ。一方、「やや赤字」(13.3%)「大幅に赤字」(5.8%)といった回答もあり、約2割の家計の収支状況が悪いことが分かった。
家計の管理役は「妻」が過半数で、「夫」が3割程度。妻が管理役の場合、世帯貯蓄額は792.1万円、夫の場合は985.3万円、夫婦共同の場合は750.4万円と、夫が管理役の世帯で大きくなる結果だった。
6月2〜4日にかけて、全国の30〜40代男女400人を対象に、インターネット調査を行った。
関連記事
- 共働き夫婦の家事負担、妻「自分が9割」一方夫の認識は……
共働き夫婦の家事負担は、男女で意識の差がある――大和ハウス工業調べ。 - 博報堂、自分の時間楽しむ女性を「自分爆発レディ」と命名
博報堂の新しい大人文化研究所が、子育て終了後に「自分の時間を楽しみたい」と考え社会や消費をけん引する40〜60代女性を「自分爆発レディ」と命名した。 - 上場企業の平均給与、初の600万円台に 二極化進む
東京商工リサーチが上場企業の平均年間給与の調査を発表。平均額は605万7000円と11年の開始以来初の600万円台に。上場企業内での「二極化」が進んでいるとの指摘も。 - デートと残業、どっちが大切? 新入社員の答えは……
2017年度の新入社員は、仕事とプライベートのどちらを重視するのだろうか――日本生産性本部調べ。 - 仕事の報酬に満足していますか? 昨年よりも上昇
あなたはこれまでの「仕事・職業」に満足していますか? 20〜70代の働く男女に聞いたところ……。PGF生命調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.