なぜ渡辺謙さんは「不倫謝罪会見」をこのタイミングで開いたのか:スピン経済の歩き方(2/5 ページ)
7月15日、俳優の渡辺謙さんが「不倫謝罪会見」を開いた。4カ月も逃げ回っていたのに、なぜこのタイミングで会見を開いたのか。背景にさまざまな大人の事情がからんでいて……。
謝罪会見は別の「狙い」があった
おばさんレポーターたちに「世界のケン・ワタナベも普通の男なんですね」「男の人ってやっぱりバレないと思って不倫するんですか」とつめよられる姿を、3連休のお茶の間に届ける謙さんサイドのメリットがまったく見えないのである。
そう考えていくと、今回の会見が「謙さんのダメージコントロール」ではなく、別の「狙い」のもとに催された可能性が浮かび上がる。こんな中途半端な時期に自ら「晒し者」になったのは、謙さんが許しを請わなくてはいけない「ある人」のためではないのか。
そう、南さんのためだ。
一部で既に指摘されているが、ここまで謙さんが「不倫謝罪会見」を催すことができなかったのは、「文春砲」が炸裂した3月29日の数日後、南果歩さんが出演されている「アフラック」のテレビCMのオンエアが始まってしまったから、という説がある。
ご覧になった方も多いだろうが、このCMのなかで、乳がんの治療を行なっていた南さんは「夫には感謝ですね」と言っているのだ。
その「夫」がテレビで「不倫謝罪会見」をしていたらCMのストーリーがぶち壊しである。かといって、南さんにはなんの瑕疵(かし)もないのにCMを中止するなんてことはできない。そこで結局、南さんのCM契約期間が残るうち、謙さんは「沈黙」を守る対応になったのではないか、というのだ。
もちろん、これが事実かどうかは定かではないが、確かに今回の会見のタイミングも、南さんのお仕事にかなり配慮をしていることが伝わってくる。
というのも、南さんは7月9日より、NHKBSプレミアムで『定年女子』というドラマの主演を務めていらっしゃっていて、まさしくその主人公が、浮気が原因で夫と別れてキャリアアップを狙う女性という設定で、放送前から話題になっていたのだ。
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