チケット販売のぴあは7月20日、収容客数が1万人規模の大型音楽アリーナを横浜市のみなとみらい地区に建設すると発表した。2020年春の開業を目指しており、東京五輪に向けてイベント会場不足が顕在化する中、「業界の懸案に向き合う」としている。
みなとみらい地区(38街区)の敷地約1万2000平方メートルを三菱地所から借り受けて建設する。地上4階、地下1階の延べ2万1000平方メートルで、今年12月に着工する計画だ。初期投資額として約100億円を投じる。
同社によると「民間企業の単独主導による1万人規模のアリーナ建設と運営は、国内でも初めての事例」。民間ならではの視点から音楽業界のニーズをくみ取り、アーティストと観客のそれぞれにとって最適化された新しいタイプの音楽アリーナを実現するという。
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