転職の際、企業のどこに注目するか?――転職・求人情報サイトを運営するキャリアインデックスが7月26日に発表した調査結果によると、1位は「給与」だった。2位以下は20〜30代の若手とミドル層で差があり、若手は「ワークライフバランス」に注目していることが分かった。
若手が転職で重視するポイントのトップ3は、「給与」(72.2ポイント)、「休日・休暇」(64.7ポイント)、「職種」「勤務地」(61.5ポイント)だった。これに対し、40代以上のミドル層は、「給与」(71.0ポイント)、「職種」(65.5ポイント)、「勤務地」(57.1ポイント)だった。
大きな差が出たのは「待遇・福利厚生」で、ミドルの24.6ポイントに対して若手は42.5ポイントと高く、若手の方が重視している。
「ブラック企業や労働問題が大きく話題になったことで、若手を中心にこれまでの働き方を見直そうという意識や企業に対する警戒感が強くなっており、オンとオフの切り替えがはっきりした企業に人気が集まりそう」とキャリアインデックスは分析している。
5月26〜29日に、過去3年以内に転職経験がある関東在住の有職者515人を対象に、インターネットアンケート調査を行った。
関連記事
- 転職したい企業、1位はトヨタ 大手IT企業も人気
2017年の転職人気企業ランキングで、トヨタ自動車が1位に。ヤフー、ソフトバンク、日本マイクロソフトなど、「働き方改革」を進める大手IT企業も上位にランクインした。 - 17年の転職市場、下半期も求人増 企画職など需要高まる
2017年下半期の転職市場では、どのような業種・業界で求人が増加するのだろうか――パーソルキャリア調べ。 - 30〜50代、転職で給与が上がる傾向 管理職不足で
30〜50代のミドル世代向け求人の給与が上昇している理由は?――エン・ジャパン調べ。 - 社会人の退職理由、「薄給」「ミス多い人昇進」など多数
ビジネスパーソンが退職を考える理由は――エン・ジャパン調べ。 - 上場企業の給与を「時給」で換算 1位は?
上場企業の給与を時給換算すると、どの企業が高給なのだろうか――Vorkers調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.