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スマホゲームのマイネット、赤字転落でストップ安:不調タイトル終了で違約金
スマホ向けゲームアプリを運営するマイネットが、ユーザー数が伸び悩むゲームタイトルの運営を終了した影響などで特別損失を計上。純損益は1億7700万円の赤字となった。決算内容を受け、株価は年初来安値を更新した。
8月14日の株式市場で、スマートフォン向けゲームアプリ運営のマイネット(東証マザーズ)が値幅制限の下限(ストップ安)となる前営業日比500円安(−17.9%)に急落し、年初来安値を更新した。
前営業日の取引時間終了後に発表した2017年12月期第2四半期(17年1〜6月)の連結決算は、純損益が1億7700万円の赤字に転落。収益悪化が見込まれる2タイトルの運営を終了したことや、他社から買収した1タイトルの契約形態を変更したことで違約金が発生し、計約2億7500万円の特別損失を計上したことが響いた。
マイネットは、他社が制作したタイトルを買い取り、アニメやマンガとのコラボなど独自施策によってユーザーを獲得するビジネスを展開。「アヴァロンの騎士」「HUNTER×HUNTERバトルコレクション」「ドリランド 魔王軍VS勇者!」などが人気を獲得している。
こうしたM&A中心のビジネスは今後の展開の予測が難しいとし、「算出が困難であるため、業績予想の開示は見合わせる」として通期の予想は非公開としている。
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