1日で休止の“アイテム現金化”アプリ「CASH」再開:買い取りに特化
バンクが「CASH」の再開を発表。6月のローンチで想定以上の利用が集まりサービスを休止していたが、機能のアップデートを行い再開へ。ブランドアイテムの買い取りに特化する。
手持ちのアイテムを審査・手続きなしで現金化できるとして話題になったスマートフォンアプリ「CASH」のサービスが8月24日、再開した。6月28日に開始したところ、1日で3億円超に相当する利用が殺到、サービスを休止していた。運営するベンチャー、バンクは再開にあたり、「初月は最低3億円以上のキャッシュ化を目指して展開してきたい」という。
アイテムを登録すると自動で査定し、審査・手続きなしで、銀行口座かコンビニ出金による出金(現金化)ができるサービス。アイテムを送る前に出金が可能で、2カ月後までに「アイテムを送る」か「返金する(キャッシュを返す)」かのどちらかを選択するとしてスタートした。
バンクによると、6月28〜29日に「CASH」の自動査定機能を利用したユーザーのうち2割が現金化し、98%が返金ではなく「アイテムを送る」を選択した。1回当たりの引き出し金額は平均8623円。利用者の比率は男性58%・女性42%だった。査定結果の価格帯は7割が5000円未満。現金化されたブランドのトップ3はadidas、NIKE、Apple、カテゴリー別ではトップス、シューズ、財布・小物が上位となった。
再開にあたって、機能を一部変更。スタート時は「キャッシュを返す」「アイテムを送る」のどちらかを選択できたが、再開後は「アイテムを送る」のみに絞り、買い取りに特化して展開する。サービスを安定して提供するため、全体で現金化できる金額の上限を1日1000万円(月間3億円)と設定した。この枠を超えると現金化の受け付けを終了する。
利用者の評価制度も始める。「継続的に優良なお取引をしていただけるユーザーの方に対し、より良い査定結果などをご提供できるよう」に導入したという。
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