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「ブラックサンダー」14年ぶりのフルリニューアル:「ルックスと中身がパワーアップ」
有楽製菓のヒット商品「ブラックサンダー」が14年ぶりのリニューアル。パッケージと味を「パワーアップ」する。
有楽製菓は9月11日、主力商品「ブラックサンダー」を14年ぶりにフルリニューアルし、全国発売したと発表した。これまでのパッケージの「黒・金・赤」の基本色は変えず、ロゴの配色やデザインを変更。カバーチョコレートを7.5%増量し「よりチョコレートの味を強く感じられる」ものにしたほか、トランス脂肪酸フリー対応と卵アレルゲン原料を排除した。価格は据え置きで30円(税別)。
ブラックサンダーは1994年に誕生した商品。2000年、03年にそれぞれリニューアルを行っている。03年リニューアル版(3代目ブラックサンダー)が口コミでヒットし、05年からシリーズ化。年間売り上げ1億3000万個と同社最大のヒット商品となったことで、「社内外でアンタッチャブルな存在となっていた」という。
その中でリニューアルを決定した理由について同社は「食の安全など、食品に対する社会的関心の高まりやお客さまの年代や層が徐々に変化。次の10年へのさらなる飛躍に向けて、3代目が築いた『ブラックサンダーらしさ』のエッセンスを最大限に生かしながら、ルックスも中身もパワーアップして発売することになった」と説明している。
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