連載
バスルームに「3つのトイレ」があるホテルに潜入した:水曜インタビュー劇場(手錠公演)(5/5 ページ)
オランダのアムステルダムにちょっと変わったホテルを取材することに。なにが変わっているのかというと、バスルームに間仕切りのないトイレが3つもあることだ。なぜ3つもあるのかというと……。
日本では実現しない!?
今回、3つの部屋をご紹介したわけだが、他の2部屋も個性的であった。それにしても、なぜ施設の屋上にこのような客室をつくったのだろうか。ホテルの担当者によると、「オープン当初、屋上には何もなかった。ちょっと殺風景だったので、行政側から『なにかつくってよ』と言われたので、5つの部屋をつくったのよ」とのこと。
行政からの指摘を受けても、刺激的で挑発的で……といった部屋をつくる姿勢は規格外のような感じもするが、それを認める側の懐も深い。これが日本だったら、実現していないだろうなあと感じだ次第である。
ちなみに、5つの部屋に泊まるには最低2泊しなければいけない。費用はシーズンにもよるが、1泊250〜350ユーロ(3万3000〜4万6000円、1ユーロ:132円)だそうだ。
行列研究所が著者になりました!
東京の中心部で「赤い自転車」に乗る人が増えているワケ、漫画『コロコロコミック』が小学生男子のハートをつかむヒミツなど、54の売れている事例をご紹介しています。本連載『水曜インタビュー劇場』のほかに、『スピン経済の歩き方』『長浜淳之介のトレンドアンテナ』など、人気連載を大幅に加筆してました。また特別インタビューとして、『1行バカ売れ』の川上徹也氏、『新・観光立国論』のデービット・アトキンソン氏の声もご紹介。
お近くの書店やECサイトなどでどうぞ。
→『バカ売れ法則大全』(行列研究所/SBクリエイティブ、1500円+税)
関連記事
- 殻を捨てた「ザク」が、20万個以上売れている秘密
バンダイが発売しているガシャポン「ザク」が売れている。機動戦士ガンダムシリーズに登場するザクの頭部を再現したものだが、最大の特徴はサイズ。カプセルよりも大きいこのアイテムはどのように開発したのか。担当者に聞いた。 - 大人になったら使わないのに、なぜ私たちは「分数」を学ぶのか
社会人になって「微分・積分や二次関数」を使ったことがある人は少ないはず。いや、ひょっとしたら、小学校の低学年で学ぶ「分数の足し算」も使ったことがないのでは。大人になっても使わないのに、なぜ私たちは「分数」を学んできたのか。その理由は……。 - 焼肉専用コンロ「やきまる」が、目標の5倍も売れているワケ
岩谷産業の焼肉専用コンロ「やきまる」が売れている。2016年に発売したところ、いきなり品薄状態に。年間目標の5倍ペースで出荷している理由を、開発担当者に聞いたところ……。 - 出版不況なのに、『コロコロコミック』が80万部も売れているヒミツ
出版不況と言われているのに、『コロコロコミック』が好調だ。なぜ子どもたちに支持されているのか。取材を進めていくと「うんこ・ちんちん原理主義」にたどり着いた。聞き慣れないこの言葉、どういう意味かというと……。 - なぜ研修にチカラを入れている会社は、パッとしないのか
上司から「研修があるから受けてきてね」と言われたことがある人もいるはず。ビジネスシーンでよくある光景だが、グーグルで人材開発を担当してきたピョートルさんに言わせると、こうした会社は「イケていない可能性がある」という。なぜかというと……。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.