調査リポート
テクノロジー・メディア・通信業界、成長している企業は?:「ココナラ」運営会社の成長率は1252%
日本のテクノロジー・メディア・通信業界の企業の成長率ランキングをトーマツが発表。1位はスキルシェアリングサービス「ココナラ」運営会社だった。
デロイトトーマツグループの責任監査法人トーマツは10月18日、日本のテクノロジー・メディア・通信業界の企業の成長率ランキングトップ50を発表した。過去3決算期の売上高に基づいて算出したもので、1位はスキルシェアリングサービス「ココナラ」を展開するココナラ。成長率は1252%(約13.5倍)を記録した。
トップ10は以下。
- ココナラ/スキルシェアリングサービス「ココナラ」運営/1252%
- トレタ/飲食店向け予約顧客台帳サービス/1243%
- ZUU/資産運用の総合プラットフォーム開発と提供/1150%
- マイネット/スマートフォンゲームサービス/584%
- PKSHA Technology/機械学習アルゴリズムの開発及びライセンス提供/315%
- ジーニー/アドテクノロジーおよびマーケティングテクノロジー/302%
- グッドパッチ/UIデザイン/259%
- チームスピリット/働き方改革プラットフォーム/211%
- ウフル/他社ライセンスの再販、SI、自社ライセンスの開発、販売/202%
- アライドアーキテクツ/SNS活用のデジタルマーケティング支援/177%
13位にはビジネスニュース特化のプラットフォーム「NewsPicks」を展開するユーザベース、19位にはニュースキュレーションアプリ「グノシー」のGunosyもランクインしている。
受賞企業50社の成長率の平均は201%(約3倍)で、成長率100%以上の企業が32社(全体の64%)に上った。事業領域別ではソフトウェア(19社/38%)、メディア(16社/32%)、通信(9社/18%)の順となった。
トーマツは「AI(人工知能)を事業に取り入れている企業は19社に上る。IoT(モノのインターネット)、フィンテック等と併せて、テクノロジー・メディア・通信業界のトレンドを体現する企業が多く入賞している」と分析している。
関連記事
- 上場企業の給与を「時給」で換算 1位は?
上場企業の給与を時給換算すると、どの企業が高給なのだろうか――Vorkers調べ。 - テレビの影響力はまだまだ強い、一方「新聞離れ」は急速に
ニュース・情報を取得する際に利用するメディアは、いずれの世代でも「テレビ」がトップに――デロイトトーマツコンサルティング調べ。 - 転職したい企業、1位はトヨタ 大手IT企業も人気
2017年の転職人気企業ランキングで、トヨタ自動車が1位に。ヤフー、ソフトバンク、日本マイクロソフトなど、「働き方改革」を進める大手IT企業も上位にランクインした。 - 昨年1位の電通は23位に 18年卒就職人気ランキング
みん就の就職人気企業ランキングで、昨年1位だった電通が23位へと大幅ダウン。 - 新入社員が入社後に感じる「ギャップ」 1位は……?
新入社員が入社後に感じる、イメージとのギャップは?――Vorkers調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.