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「広辞苑」10年ぶり改訂 「アプリ」「小悪魔」など追加「ビットコイン」「自撮り」なども

岩波書店が、辞書「広辞苑」第7版を2018年1月12日に発売すると発表。広辞苑が改訂されるのは10年ぶりで、「アプリ」「小悪魔」「LGBT」など時代背景を踏まえた約1万語を追加した。

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 岩波書店は10月24日、辞書「広辞苑」第7版を2018年1月12日に発売すると発表した。11月3日から予約の受付を開始する予定。広辞苑が改訂されるのは08年以来10年ぶりで、IT用語や現代語、自然科学用語など約1万項目を追加。解説文や図版も充実させた。

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辞書「広辞苑」第7版(=岩波書店の広辞苑特設サイトより)

 新たに追加したIT用語は「アプリ」「クラウド」「ビットコイン」「ディープ‐ラーニング」など。「小悪魔」「お姫様抱っこ」「自撮り」といった現代語、「iPS細胞」「新型インフルエンザ」などの自然科学用語、「LGBT」「ブラック企業」といった人文社会用語も加わった。

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主な追加項目の一部=岩波書店の広辞苑特設サイトより

 また「国立西洋美術館」の項目に「ル=コルビュジエ設計の本館は世界遺産」、「肌色」の項目に「人種により肌の色が異なるとして絵具などの色名には近年用いない」との文章をそれぞれ追加するなど、解説も時代背景に即したものにアップデートした。

 生物や建造物など文章だけでの解説が難しい項目には、理解を助けるための図版を追加した。

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解説や図版も充実させた

 一連の情報の追加によって、第7版のページ数は第6版から140ページ増加したが、より薄い用紙を採用したため厚さに変化はないとしている。

 普通版と2分冊の机上版の2種類を展開する。価格は前者が9000円(税別、以下同)、後者が1万4000円。完成記念特別価格として、18年6月30日までの期間限定で前者を8500円、後者を1万3000円で販売する。

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