「SNS映え」がよく分からないビジネスパーソンの特効薬:ゆうこす「SNSで夢を叶える」
「無添くら寿司」のような大衆的な外食店ですらも「インスタ映え」を意識するご時世。「ビジネスに生かせと言っても、SNS映えなんてよくわからないんだよな……」――そんな悩みを抱いている人の“特効薬”になるのが、ゆうこす「SNSで夢を叶える」だ。
「SNSを生かして売り上げをアップする」――そんな施策を目にすることが多くなってきた。カフェやアパレルだけではなく、「無添くら寿司」のような大衆的な外食店ですらも「インスタ映え」を意識し始めている。とはいえ、「SNS映えって、何をどうしたらいいんだ?」「なんでSNS映えがこんなに注目されているんだ?」と首を傾げているビジネスパーソンも少なくないのではないだろうか。SNS活用術を学ぶヒントになる本が、ゆうこすの「SNSで夢を叶える」(KADOKAWA、1300円+税)だ。
著者のゆうこすは、元HKT48のアイドル、元ニート、元料理研究家タレント……と紆余曲折の過去を持つ。一時期は「どん底」だったというが、女子の「モテ」を作り出す「モテクリエーター」という肩書を自ら生み出し、メークやファッションなどの情報をSNSを通じて発信をすることで“覚醒”。現在は若い女性を中心にファンを獲得し、TwitterやInstagramなどのSNSで累計65万人のフォロワーを持つインフルエンサーとなった。
「SNSで夢を叶える」は、そんなゆうこすのSNS術が1冊にまとまった本。「ちょっとした工夫でフォロワーを増やす方法」「SNSの特性と使い分け方」「ライブストリーミングなどの新しい発信方法のメリット」など、明日から使える情報発信のコツでいっぱいだ。広報やマーケティング担当者はもちろん、営業など一見SNSには直接関係なさそうな人にも学びがある。
中には「SNS映えの風潮って、なんだかなあ……」「インスタ映えって、インスタ蠅(ばえ)じゃん」など苦々しい気持ちを内心では持っているビジネスパーソンもいるかもしれない。しかし、特に若い女性に向けたビジネスに携わっているのなら、この大きな波に乗らない手はない。彼女たちはなぜSNSに夢中になるのか、SNSに何を求めているのか――SNS映えを求める女性のニーズやインサイトを知る上でもおすすめだ。
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