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ハウステンボス、今後は「変なバー」オープン:女性ロボットが接客
ハウステンボスが「変なホテル」内で、無人でアルコールを提供する「変なバー」をオープンした。女性ロボットが注文を受け付ける他、ハウステンボスのアトラクションやお土産などのおすすめを紹介してくれるという。
ハウステンボスは11月9日、ロボットが働く「変なホテル」内に「変なバー」をオープンした。席ごとに設置したタブレット内の女性ロボットが接客をする、無人のバーだ。
カウンター4席とテーブル6席に設置した専用タブレットで注文・決済ができ、カクテルマシンやビールサーバーを使って無人で提供する。タブレット内の自動応答ロボット「アヤドロイド」が注文を受け付けるほか、ハウステンボスのアトラクションやお土産、レストランなどのおすすめを紹介してくれるという。
また、スタッフが遠隔で操作するキャラクター「アヤ」も用意。「アヤと利用客の自然な会話のデータを蓄積し、アヤロイドに学習させてロボットの“接客力”を向上させていく」(同社)狙いだ。
同社は「アヤロイドの接客力を向上させて、サービス業務の効率化を進める。最終的には全国の『変なホテル』で『変なバー』を展開していく」としている。
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