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「変なホテル」総支配人が語る、完全無人化が不可能な理由開業から丸2年(1/5 ページ)

ロボット化を積極的に進める「変なホテル」。開業から2年経ったいま、どんなことが分かってきたのだろうか。「ロボットに任せられること」「人間にしかできないこと」は何か。変なホテルの総支配人に話を聞いた。

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特集「営業部 AI課」:

 AI(人工知能)に自分の仕事が奪われるかもしれない――。あなたはそんな不安を感じていませんか?

 20XX年、オフィスにはAIがあふれ、公園には失業者があふれる日がやってくるのか。答えは「否」である。AIをうまく活用することで、いまよりも生産性を引き上げることが可能なのだ。

 「そんなことを言われても、イメージができないのでよく分からないよ」と思われたかもしれないが、心配無用である。本特集「営業部 AI課」では、最新の事例を紹介しながら、私たちのこれからの働き方も提案していく。

 いまを知り、これから鍛えることで……。「AIと一緒に働くことが楽しい!」そんな日が必ずやってくる。


 長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボスが運営する「変なホテル」が開業から丸2年を迎えた。

 変なホテルは開業当初から、多言語対応のロボットが受付業務を行い、ロボットアームで荷物を預かるなど、ロボット活用による業務効率化を推進してきた。2016年11月には「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」としてギネス世界記録に認定されている。

 また、17年3月に千葉県浦安市に2号棟をオープン、同年8月には愛知県蒲郡市に3号棟をオープンするなど、全国で出店を加速。5年以内にアジア圏を中心に100棟以上の展開を目指すとしている。

 試行錯誤を繰り返しながらホテル運営の無人化を進める変なホテル。開業から2年経ったいま、どんなことが分かってきたのだろうか。「ロボットに任せられること」「人間にしかできないこと」は何なのか。変なホテルの総支配人を務める大江岳世志氏に話を聞いた。

photo 開業から丸2年を迎えた「変なホテル」
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