調査リポート
8割が「内定ブルー」経験 18年卒、「就職後が不安」:残業少ない企業は安心
2018年に卒業予定の学生のうち、入社する企業を決めた後に不安や憂鬱な気分になる「内定ブルー」になった経験がある人は81.1%――アイデム調べ。
2018年に卒業予定の学生のうち、入社する企業を決めた後に不安や憂鬱な気分になる「内定ブルー」に陥った経験のある人は81.1%――人材サービスのアイデムの調査でこうした結果が出た。
学生の悩みの内容は「社会人としてやっていけるのか」が59.9%でトップ。以下、「同期や社員とうまくやっていけるか」(49.0%)、「入社予定企業が求める力が本当に自分にあるのか」(38.9%)――など、自分の協調性やスキルを不安視する声が多かった。
一方、「志望企業ではなかったから入社したくない」(2.4%)、「入社予定企業に対する家族の評判が悪い」(10.6%)――などの悩みを持つ人は少数派だった。
では、学生が「働きやすそうだ」と感じるのはどのような企業なのだろうか。
調査によると、残業禁止やノー残業デーの実施など「残業削減の取り組みがある企業」が46.0%でトップ。以下、バースデー休暇など「有給休暇以外の独自の休暇制度がある企業」(44.3%)、「女性の育児休暇取得率・復帰率が高い企業」(42.4%)――と続いた。
アイデムは「給与の高さよりも休日の多さ、自己成長よりも残業の少なさを求める学生が増えている。学生が『ワーク・ライフ・バランス』を重視する傾向が改めて浮き彫りとなった」と分析している。
調査は10月1〜3日にかけて、18年3月に大学・大学院を卒業予定の男女655人を対象にインターネット上で実施した。
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