会社員の69%が「副業・兼業をしたい」――人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパンの調査でこんな結果が出た。
理由は「収入を増やしたい」(50.5%)が最も多く、次いで「起業・転職に向けて将来の可能性を広げたい」(21.9%)、「本業のためのネットワーキング」(15.1%)――と続いた。
業界別に見ると、IT業界では78%が副業をしたいと考えており、「他の業界に先駆けて副業の意向が浸透しつつある」(同社)ようだ。
副業をしたくないと答えた会社員は31%。理由には「(本業が忙しくて)余裕がない」(36.8%)、「本業のパフォーマンスが落ちる」(32.2%)、「会社が許可していない」(19.5%)――などが多く挙がり、「会社の制度よりも働き手側のマインドセットの方が重い足かせになっている」(同社)と分析している。
10月23日〜30日にネットを使って調査し、同社が運営する求人サイト「ロバート・ウォルターズ」に登録するビジネスパーソン293人が回答した。
関連記事
- 副業経験のある社会人は3割 続けるコツは「時間管理」
収入増のための「副業」を実際に行っているビジネスパーソンはどれくらい存在するのか。その実態は?――エン・ジャパン調べ。 - 「友人の紹介」で転職するリスクとは?
友人から「うちの会社で働かない?」と誘われた経験がある人もいるだろう。誘われて悪い気はしないが、友人の紹介で転職する際には、気を付けなければならないことがある……。 - 社員の副業を認めている企業は2割、ダメな理由は?
就業規則で社員の副業・兼業を認めている企業はどのくらいあるのだろうか。リクルートキャリアの調査によると、「容認している」と答えたのは22.6%だった。 - 「スキル」「実績」がなくても独立できる人とは?
読者の中には将来独立を考えている人もいるだろう。「雇われずに食べていく」には何が必要なのか。今回はそのポイントについて考えたい。 - あなたの給料は本当に妥当か
給料の相場を知ることは有益だ。あなたはもっと稼げる人間なのかもしれない。「世の中お金じゃない」と言う人もいるが、まず現実を知った上で、何を大切に生きるのかを自分に問い直すべきだ。損をしないために。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.