ホイッスルで世界に立ち向かう、「小さな会社」の勝算:来週話題になるハナシ(5/5 ページ)
さまざまなスポーツで使われているホイッスル(笛)は、どこのメーカーがつくっているのかをご存じだろうか。最大手は、英国のアクメ社。豪華客船タイタニックが沈むときに、乗員たちが持っていたのが、アクメ社のホイッスルだ。そんなホイッスル市場に、日本の小さな会社が挑もうとしている。
ホイッスルが鳴り響くのか
そんな小柴製作所のラグビーホイッスルはすでに、日本やオーストラリアのトップレフリーたちが公式戦で使い始めている。評価も上々だといい、これからさらに注目されるはずだ。
小柴氏は「2019年ワールドカップで、私たちのホイッスルが、流れるような美しいプレーと大歓声の中で鳴り、そして試合を締めくくる最後の合図としてホイッスルが鳴り響くのを夢見ています」と言う。
評判が下がりつつある日本のものづくりの実力を、ワールドカップの会場から改めて世界に見せつけてほしいものだ。
来週話題になるハナシ:
24時間365日、いまも世界のどこかでユニークで刺激的な話題や新しいトレンドが次々と生まれている。だが、大半は情報としてこぼれてしまっている。そんなメインストリームでない情報こそ、ビジネスで使えるネタが詰まっているのではないだろうか。
そこで、情報感度の高いビジネスパーソンならば、ぜひとも押さえておきたいトレンドや話題をちょっと先取りして紹介したい。プライベートにビジネスに、ちょっとしたインスピレーションのネタとして、役立つハナシを探るコラム。
著者プロフィール:
藤井薫(ふじい・かおる)
大学を卒業後、広告代理店や出版社を経てライターに。
『POPEYE』『an・an』(マガジンハウス)や『GLAMOROUS(グラマラス)』(講談社)などで、ファッション、ビューティ、ビジネスなど幅広い記事をカバー。日本と海外を頻繁に行き来して、海外トレンドを中心に情報発信している。
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