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清算された「ハブ」が、過去最高を更新している秘密水曜インタビュー劇場(英国風劇場)(6/6 ページ)

「英国風パブ HUB」を運営しているハブの業績が好調である。2017年2月期の売上高は過去最高、18期連続で増収だ。かつて売上低迷で事業清算されたハブが、なぜ復活したのか。その理由について、同社の太田社長に話を聞いた。

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パブ事業の参入障壁


HUBでしか飲めない「ハブエール」

土肥: ハブの売り上げが好調となると、ライバルが増えるはず。パブ事業の参入障壁は何になるのでしょうか。

太田: 儲(もう)からないビジネスなので、誰もやらないのでは?(苦笑)。HUBを出店するのに、7000〜8000万円ほど必要なんですよね。それを回収するのに6年ほどかかる。飲食業界で、6年先のことを予想できる人はいるでしょうか? ほとんどいないと思います。

 パブは地域コミュニティの場なので、流行り廃りの影響はあまり受けないでしょう。とはいえ、「変わらない」と言ってもらえるためには、常に変化していなければいけません。10年前と何も変わっていません、新しいメニューも出しません、キャンペーンもしません、といったスタンスだと飽きられてしまう。ただ、これまで一度も「パブブーム」がないんですよね(笑)。焼き鳥、串カツ、イタリアンなどのブームはありましたが、パブブームはない。業界の専門誌でもそのようなタイトルを見たことがない。

土肥: 確かに、パブブームは聞いたことがないですね。

太田: 外食産業には優秀な経営者がたくさんいます。時流に合わせてトレンドをつるくのが上手なので、すぐに投資回収をする。そして、次のトレンドを生み出す。業界関係者から「太田さん、パブだけやっていて、飽きませんか? 新しいことやりたいと思わないのですか?」とよく聞かれます。でも、パブはものすごく可能性があると思っているんですよね。

 さまざまなシーンでデジタル化が進むと、コミュニケーションが不足するかもしれません。そうしたなかで、「今日はこんなことがあった」「あんなことがあった」といったことが語り合えるような場がこれからも必要になるになるのではないでしょうか。

(終わり)

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