大リーグ移籍をめぐって、大谷翔平と吉本興業の関係:赤坂8丁目発 スポーツ246(2/3 ページ)
メジャーリーグ移籍を目指す大谷翔平投手の新天地が注目されている。連日、複数のメジャー球団と交渉を続けているわけだが、大谷側に“影のサポーター”が存在していることをご存じだろうか。吉本興業である。
大谷の背後に強力な“影のサポーター”
とはいえ、契約の世界は最後にサインが交わされるまで何が起こるか分からない。この流れが突然覆ることだって当然あり得る。ただ現段階でひとつ言えるのはこのパドレスが急浮上していることも含め、大谷の背後に強力な“影のサポーター”がバックアップ体制を強いているという点だ。それが、あの吉本興業である。
表立って大谷の周辺から吉本興業の名前は出てきていない。しかし周囲をひも解いていくと、実は結びつきが深いことが鮮明になってくる。まず大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏だ。バレロ氏が所属するCAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)は米国最大手のタレントエージェンシーで吉本興業の米現地法人「よしもとエンタテインメント・USA」ともグローバルな戦略的提携を結ぶ深い関係にある。
しかも大谷の入団先として有力視されるパドレスのフロントには元メジャーリーガーで吉本興業の契約社員でもある斎藤隆氏がいる。ベースボールオペレーションアドバイザー兼パシフィックリムアドバイザーとして若手選手の育成やチーム戦略や編成面の立案に携わる重要な役割を担う斎藤氏は、パドレスで大谷獲得の中心的役割を果たしているともっぱらだ。その斎藤氏と大谷の代理人、バレロ氏は同じ吉本興業の枠組みなのだから普通に考えれば、他の球団よりも話が有利に進みやすいことぐらいは誰にでも理解できるだろう。
吉本興業が近年、非常にスポーツマネジメントにも力を入れているのは広く知られているところだ。CAAのバレロ氏は前トロント・ブルージェイズの青木宣親外野手、マイアミ・マーリンズの田澤純一投手を顧客にしており、この日本人メジャーリーガー2人との契約の段でも同社と戦略的提携を結ぶ吉本興業が橋渡しを行っていたと言われている。
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