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カセットボンベの爆発事故に注意 過去5年で136件発生:こんろなど爆発、死亡例も
年末年始はカセットボンベを使用したこんろやストーブの爆発事故が起きやすいとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は12月21日、2012〜16年度の5年間にカセットボンベを使用したこんろやストーブの爆発事故が136件起きていたと発表した。特にこんろ・ストーブの使用が増える年末年始は事故が多発しやすいとし、消費者に注意を呼びかけている。
事故の原因となったカセットボンベ使用製品は、カセットこんろ(84件)、ガストーチ(32件)、ガスストーブ(12件)など。うち74件が火災を伴っており、死亡事故が1件、重傷事故が5件起きていた。
直近では11月に、都内のビルでカセットボンベが爆発して窓ガラスが割れ、道路に破片が散乱する事故が起きている。
NITEはこのほか、「こんろをIH調理器の上に置いていた消費者が、誤ってIH調理器を起動したため、加熱されたカセットボンベが爆発した」「ガスストーブのガスを通す部分が製造段階で変形していたため、ガス漏れが発生し、大きな火災が生じた」――といった事故事例を紹介。
対応策として(1)製品がリコール対象かどうか確認する、(2)カセットボンベを機器に正しく装着する、(3)最後まで使い切ってから廃棄する――などを推奨している。
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