全米最悪クラスの空港の「類を見ない変貌」とは:来週話題になるハナシ(1/4 ページ)
ロサンゼルス国際空港が大きく変わろうとしている。空港内には、8つのターミナルと国際線専用のターミナルがあり、2016年は前年比8%増となる約8100万人もの乗客が利用した。世界第4位の空港がどのように変わるかというと……。
ここのところ、2028年のオリンピック開催地に決定したり、大谷翔平投手のエンゼルスへの移籍が発表されたり、何かと注目度が高まっているロサンゼルス。もちろん日本からの旅行者も増える可能性がある。
そんなロサンゼルスの空の出入り口となっているのは、ロサンゼルス国際空港だ。
世界第4位、全米で第2位の旅客数を誇るロサンゼルス国際空港は、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空、アラスカ航空(ヴァージンアメリカを含む)の5社がハブ空港として使用している、他に類を見ない空港だ。
空港内には、8つのターミナルと国際線専用のターミナル(トム・ブラッドレー国際ターミナル)があり、16年は前年比8%増となる約8100万人もの乗客が利用した。
それだけ多くの乗客数を誇り、リニューアルが進むロサンゼルス国際空港は、実は全米でワースト3に入るほど「最悪な空港」としても知られている。その理由は、ターミナル間が内部でつながっていないため、移動には一度セキュリティゲートの外へ出る必要があることや、乗継ぎの移動が不便で、慢性的にフライトが遅れることでも有名だからだ。
そんなことから、長年、利用客から不満の声が上がっていたが、名誉挽回のために140億ドルの巨額を投じて、空港のリニューアルを進めている。しかも各航空会社がどんどん拡充を行なっており、驚くような便利な空港になる可能性もある。エンゼルスの大谷選手も使うことになる、ロサンゼルス国際空港はいったいどんな変貌を遂げるのか。
その意気込みは、かなりのものだ。フライトの遅延を緩和するための「大移動」が行われた。
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