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サイバーエージェント、エンジニアの初任給制度やめ「能力給」に:最低年俸450万円
サイバーエージェントが、4月以降に新卒入社するエンジニアは初任給制度の対象外とし、能力別の給与体系を採用する。最低年俸は450万円となる。最低年俸720万円の「エキスパート認定」制度も新設する。
サイバーエージェントは1月23日、今年4月以降に新卒入社するエンジニアを初任給制度の対象外とし、新たに能力別の給与体系を採用すると発表した。「若手エンジニアのスキル向上が目覚ましく、一律の基準では正しく評価できなくなったため」という。
能力別の給与体系では、最低年俸は450万円(月給37.5万円〜)となる。また、高度な開発スキルや実績を持つ新卒エンジニアを、最低年俸720万円(月給60万円〜)と高待遇で迎える「エキスパート認定」制度も新設する。
エキスパート認定を受けられるのは、スキル・実績のほか、AI(人工知能)などの研究成果、執筆した論文、サイバーエージェントでのインターン・アルバイト経験――といった要素が独自の基準を満たした場合のみとする。
また、4月以降に新卒入社するデザイナーにも能力給制度を適用し、最低年俸を408万円(月給34万円〜)とする。
サイバーエージェントは、優秀な人材に高給を保証することで「当社の技術力をさらに向上させ、市場競争力を高める」としている。
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