子どもの習い事は「なんとなく始める」のが一番もったいない 月謝以外にもお金はかかる:マネーの達人(1/3 ページ)
子どもの習い事、なんとなく決めていませんか? 月謝以外の費用を考慮し、ゴールを設定してから決めることをおすすめします。
習い事を選ぶときには月謝以外の費用を考慮し、やめ時を決めてから。費用の総額をきちんと把握することで最終的な教育費まで見通すことが大切なんです。
買い物で何となく購入しないように、習い事も何となく始めない
子どもの習い事を決める時には、小さければ小さいほど親の思惑が多々入るものです。長所を伸ばす、短所をなくす、可能性を探る、いろいろあると思いますが、周りに習い事をしている子がいるから「なんとなく始める」のが実は一番もったいないと思います。
もちろん、どんな習い事でも良かれと思って始めることが多いでしょうが、何がいいのかをきちんと把握して始めましょう。そうでなければ、習い事ジプシーとなって、結局お金だけがかかったなんてことにもなりかねません。
習い事には初期投資がかかる
習い事にかかる費用は月謝だけではありません。入会金はもちろん、始める際の保険料や用具の準備代もかかってきます。
例えば、メジャーな水泳教室は、入会金に水着やキャップといった服装代に加えて、バスタオルやバッグといった用品代がかかります。
スポーツ全般がそうですが保険料もかかることが多いですし、必要に応じてバス代や施設使用料もかかるかもしれません。スポーツ系では道具だけでなく頭の先から足の先までの衣料品をそろえる必要があることも多いです。
最近では、入会金無料という習い事もありますが、そういった習い事こそ、後で追加費用がかからないかよく確認しなければなりません。
小学校に入ったときに少年団系の習い事を始める方も多いかと思いますが、月謝はとても安いものの、ユニホームや道具代、遠征費などで高額になってしまうこともあるようです。中学以降の部活でも同様です。
ピアノなどの習い事では、初めは、自宅にピアノなどの道具はなくてもよいと言われることも多いですが、しばらくするとやはりあった方が良いと勧められることもあります。
私が経験した中で、割高に感じたのは、小学校の体育館で行う空手(武道)で、入会金なし、月謝3000円とお手頃に見えたものの、名前と流派入りの道着が2万に加え、防具数千円が必要で、その上毎月の昇級試験代(数千円)や毎月のように参加する大会費用がかかるということでした。
きちんと実態を把握してから始めないと、思わぬ費用がかかるものの、道具までそろえてしまったからとやめるにやめられなくなって困る場合もあります。
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