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ドコモ、楽天参入に強気の姿勢 吉澤社長「もともと競合だ」4〜12月は増収減益(2/2 ページ)

NTTドコモの吉澤和弘社長が、決算会見で楽天参入についてコメント。「ドコモと同じ顧客基盤を強みとしており、もともと競合していると捉えている」と強気の姿勢を示した。17年4〜12月期の連結決算は増収減益だった。

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主な質疑応答

 ――アジアトップのスマホメーカー、中国OPPO(オッポ)が日本参入を発表した。キャリアでの端末の販売も検討中とのことだが、提携の意向はあるのか。

吉澤社長: ニュースでOPPOの参入は認識しているが、先方のコンタクトはまだない。

――らでぃっしゅぼーやをオイシックスドット大地に売却した理由は。

吉澤社長: らでぃっしゅを買収した時点では、有機食品市場はもっと伸びると考えていた。今回は売却するという決断に至ったが、手放したという認識はない。

 オイシックスドット大地とらでぃっしゅは同じ事業領域ということもあり、タッグを組むことでシナジーの創出を期待したい。今後は出資という形に変わるが、引き続き有機食品市場のさらなる発展に向けて支援していきたい。

――携帯契約の純増数が昨年よりも伸びていない気がするが、その要因はどう考えているのか。

吉澤社長: スマートメーターなどのモジュールの法人需要が一巡した点と、MVNO(仮想移動体通信事業者)市場の落ち着きにより、ドコモ回線を使ったMVNOが少なくなった点が要因だと考えている。

――来年度の計画は?

吉澤社長: 顧客還元施策を継続的にやっていきたい。年度末の決算会見では新たなものを出せるよう検討している。スマートライフ領域でもしっかりと利益を上げたい。ここ2〜3カ月でしっかりと検討していきたい。

――「ドコモ光」が1.5倍に伸びた主な要因は?

吉澤社長: ドコモ光は提供開始から2年ほどのサービスだが、ここにきて新規の割合が増えている。自宅でスマホをWi-Fiでつなぐ形でネットを楽しむ需要が増えたと考えている。

――昨年11月から開始したカーシェアリングサービス「dカーシェア」の進捗(しんちょく)はどうか。

吉澤社長: スタートから間もないため、当初に掲げた会員数50万人には及ばないが、順調に伸びている。具体的な契約数は言えない。

 当社は今後、ライドシェアビジネスをより推進する計画だ。より多くの消費者に「dカーシェア」を訴求したい。ただ消費者調査の結果、カーシェアの目的を「中で仮眠を取るため」と回答した層が多かったのには驚いた。

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