KDDIは1月31日、田中孝司社長が代表取締役会長に就任し、後任に高橋誠副社長が昇格する4月1日付役員人事を発表した。
高橋副社長は56歳。現在は全社新事業担当、バリュー事業本部長 兼 経営戦略本部長。
田中社長は2010年に就任し、通信以外のサービス事業への拡大を果たすなどしてきた。ユーザーからも“田中プロ”などと呼ばれ親しまれた。
小野寺正取締役会長は取締役相談役に就く。
都内で会見した田中社長は、「高橋氏は第二電電創業時から今に至るまで、会社の成長に貢献してくれた。現在は経営戦略本部長として私を支えてくれている。来年度は3カ年の中期経営計画の最終年度。トップ交代に最適なタイミングと判断した。新体制下で達成を目指したい」と述べた。
高橋氏は「IoTの発達により、現在は大きなビジネスの変革期。IoTが含まれるライフデザイン事業をさらに拡大するだけでなく、通信とライフデザインの融合を成し遂げ、さまざまなサービスを提供したい」と話した。
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