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一体感があり、風通しの良い職場のリーダーがやっていることひといくNow!人材育成の今とこれから(2/2 ページ)

会議で主体的な意見が出ない、意見がバラバラでまとまらない、新しい取り組みに否定的……そんな“思考停止”な空気を変え、一体感のある、通しの良い職場をつくるには? 実践しているリーダーたちの共通点とコツを探ります。

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ビジネスのアイデアを具体化し、ブレないようにするコツ

 では、一体感があって成果を上げている職場のリーダーは、どのようにして具体化し、ブレないようにしているのでしょうか。

 個々にお話を聞いてみると、

  • メモをいつも持ち歩き、気づいたときにすぐ書き留める
  • ノートに書き出す
  • 日記をつける

など、「書き出し(可視化)」、さらに「見返す(振り返り)」習慣があるようです。

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 そして、それを継続していくと、「自分がどうしたいか」「自分が何をすべきか」が分かるようになるそうです。それが自分の中で明確になるに従い、「周囲の反応が変わり、気付かないうちに成果が上げられるようになった」という声が非常に多くありました。

 そこで、私も意識して実践してみると、ある時期から、一体感があって成果を上げている職場のリーダーが話していたことが、“ハラ落ちする”感覚が持てました。

 「書き出すだけで?」と、思うかもしれませんが、「書き出す」ことにより、自分が何を考えているかや、自分が置かれている状況を、客観的に見ることができます。自分を客観的に見ることができると、いろいろな気付きも生まれやすくなるようです。

著者プロフィール:原田由美子

大手生命保険会社営業職、人材育成コンサルティング会社企画営業職、取締役職を経て、2006年1月にSix Stars Consultingを設立し代表に就任。現在は、クライアント企業のブランド力向上につながる研修制度構築、プログラムの企画立案や研修指導に携わっている。詳しいプロフィールはこちら


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