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「AMAZON」トマトここにあり ゼブラ柄の新品種、近大など開発 「偶然の産物」:仮面ライダーとは「無関係」
近畿大学農学部とナント種苗が、うまみが強い“ゼブラ柄”の中玉トマト「AMAZON」を開発。品種開発の過程で偶然生まれたという。柄や色合いが「仮面ライダーアマゾン」の主人公に似ているが、「意識していない」とのこと。
近畿大学農学部と種苗メーカーのナント種苗(奈良県橿原市)は2月19日、通常のトマトよりもうまみが強いという“ゼブラ柄”の中玉トマト「AMAZON」を開発したと発表した。生でも食べられるが、火を通すほどうまみが増すため、スープなどに最適という。
ナント種苗の担当者は「『AMAZON』は偶然の産物。品種開発の過程でユニークな柄のトマトができたため、試食したらうまみを強く感じたため商品化を決めた」(同)と明かす。
一般的な中玉トマトと比べ、“うまみ物質”のグルタミン酸やアスパラギン酸を多く含む点が特徴。鮮やかな赤色の色素、リコピンの含有量も多いという。果肉は硬めで、かみ応えのある触感としている。
通常のトマトと同様に育てやすいため、家庭菜園での栽培や、農産物直売所での流通に適しているという。
ナント種苗によると、ネーミングの由来は「赤と緑の組み合わせがアマゾンの熱帯雨林に似ているため」。柄や色合いが1974年〜75年に放送された「仮面ライダーアマゾン」の主人公に似ているが、「意識したわけではない」という。
26日から全国の種苗店で発売する。価格はオープン。
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