三菱地所は2月20日、「丸の内ホテル」(東京都千代田区)を連結子会社化すると発表した。同ホテルは東京駅前の一等地に立地しており、両社を一体化することで東京・丸の内エリアの街づくりに活用する。
三菱地所は、丸の内ホテル(非上場)の株式を公開買い付け(TOB)で取得し、保有比率を99.65%まで高める。買い付け額は19億4300万円。
丸の内ホテルは1924年(大正13年)に開業した老舗。2004年には丸の内オアゾにリニューアルオープンした。三菱地所は1999年に筆頭株主になり、2002年から約31%を保有し、持分法適用関連会社化していた。
今後は両社共同で同ホテルのプロモーションやマーケティングを展開するほか、ホテルの維持・管理に三菱地所のノウハウなどを活用していく。丸の内エリアの宿泊機能の強化で、同エリアの魅力向上も期待する。
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