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なぜ待望された? 全国展開始まった「ルマンドアイス」やっぱりこぼれる(2/2 ページ)

ブルボンのロングセラー菓子「ルマンド」をアイスにした「ルマンドアイス」。2月12日、唯一未販売だった関東地方で販売がスタートし、全国展開となった。地域限定だった商品が人気になった理由とは?

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シンプルな構造、自作の楽しさも

 商品そのものにも人気の理由がある。ルマンドアイスは、多くの人に親しみのあるルマンドを丸ごとアイスの中に入れるという、シンプルで分かりやすい構造だ。「ルマンド味のアイス」ではない。ルマンドの特徴である、サクサクとした食感を保ったままアイスにアレンジしている。

 食べてみると、ルマンドのサクサク感に加え、滑らかなバニラアイスとパリッとしたもなかの食感が一口で感じられる。もなかとアイスの間にもココア風味のチョコレートコーティングが施されている。ルマンドといえば、食べている途中にボロボロとこぼしてしまうが、アイスでも、通常のルマンドほどではないものの、ポロポロとこぼさずに食べるのは難しかった。

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ルマンドアイス。四つ割りのアイスもなかの中に、ミニタイプのルマンド4本が丸ごと入っている

 このシンプルな構造が、発売を待つ地域でもSNSなどで話題になるきっかけになった。「発売前から、お客さまがそれぞれイメージされたルマンドアイスを自作していただくなど、大変楽しみにしていただきました」(広報担当者)

 通常商品をそのまま使ったアイスであれば、消費者もアレンジしやすく、「楽しさ」がある。おいしさだけでなく、商品の特徴を生かした見せ方の効果もあったようだ。

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