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ゲームメーカー「OVER FENCE」が破産 「DMMバヌーシー」も開発ハドソンOBが設立

東京商工リサーチによると、OVER FENCE(東京都港区)が東京地裁から破産開始決定を受けた。DMM.comが提供する馬主アプリ「DMMバヌーシー」の開発も担っていた。累積赤字に加え、売り上げ不振に陥ったため破産に至ったという。

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 東京商工リサーチによると、PCブラウザ用ゲームやスマホ向けゲームの開発を手掛けるOVER FENCE(東京都港区)が3月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。債権者56人に対し、負債総額は約2億円。DMM.comが提供する馬主アプリ「DMMバヌーシー」の開発も担っていた。

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DMM.comが提供する馬主アプリ「DMMバヌーシー」の開発も担っていた(=2017年8月)

 OVER FENCEは旧ハドソン出身者を中心に設立されたベンチャーで、2012年創業。北海道にも札幌スタジオ(札幌市)を構えていた。14年には北海道銀行のファンド「道銀どさんこ3号ファンド」や、フジ・スタートアップ・ベンチャーズが運用するファンドから出資を受けるなど、将来性を高く評価されていた。

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北海道銀行による「OVER FENCE」への出資発表

 17年2月には、スマホ向けゲームアプリ「ハローキティ社長〜すごろくで日本一周!〜」をサンリオ子会社と共同開発(同年11月にサービス終了)。同年3月期には4億6000万円の売上高を上げたが、約5400万円の最終損失を計上していた。

 その後はNintendo Switch向けゲーム「バトルスポーツ めく〜る」やアプリ「DMMバヌーシー」などを手掛けたが、売り上げは不振に陥った。累積赤字も抱えていたため資金繰りが悪化し、破産に至ったとしている。

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